archieをご紹介します。
archie(「あーちー」または「あーきー」)は、世界中に点在する無数のftpサーバ(ftpサービスを提供するコンピュータ)の中から、目的のファイルやディレクトリを検索するソフトウェアです。
ftpサーバに収録されているものには、コンピュータのソフトウエア、各種の画像、サウンドファイル、ビデオ、学術論文など様々な物があります。この膨大な数の中から、探したいファイルやディレクトリの名前を指定すれば、archieは指定された範囲―時には世界中を―検索し、見つかった場合には収録されているarchieサーバの名前、目的のソフトウェアへのパス、その他の情報を出力します。
検索する対象が非常に広範囲なため、検索語の指定の方式にはいくつかの種類があります。あるソフトウエアのファイル名、などが分かって場合には「完全一致検索」や「部分一致検索」、またあるジャンルに関する文書を検索したい場合など、検索語に不確定な部分が多いときは正規表現を使うことができます。また、出力形式に関してもさまざまな設定が可能です。
archieを使った検索には、専用ソフトウェア(クライアント)、Webブラウザ(World Wide Webを閲覧するツール)、telnetクライアント、またはE-mailを利用することが可能です。
archieを使いこなすには、煩雑なコマンドを理解する必要がありますが、当Internet Resource Centerでは、"WWW to archie Gateway"を用意し、利用される方の検索を支援します。
archieを利用する最も簡単な手段は、当Internet Resource Centerが用意した"WWW to archie Gateway" を利用することです。キーワード、検索の種類、検索数、サーバなどを指定するだけで検索が可能です。さらに、検索結果は目的のファイルが格納されているftpサーバのディレクトリへリンクが貼られているので、そのリンクをクリックするだけで目的のファイルに到達することができます。
詳しい使い方については、"WWW to archie Gateway" をご覧下さい。
archieを利用する手段としては、クライアント(archieを利用するための専用ソフト)を利用するのが一般的です。archieクライアントにはさまざまな種類がありますが、最も一般的なUNIX用について以下にご紹介します。
UNIX用として最も一般的なのはarchie-1.4.1でしょう。これはC言語で書かれたクライアントで、コマンドライン引数に検索語を指定することで検索することができます。最も基本的な使い方は、以下のようにタイプします:
% archie [検索文字列]
また、次のようなオプションを指定することができます。
| オプション | はたらき |
|---|---|
| -c | 大文字小文字を区別する部分一致検索。 |
| -e | 完全一致検索(デフォルト)。 |
| -s | 大文字小文字を区別しない部分一致検索。 |
| -r | UNIX用の正規表現を用いた検索。 |
| -t | 出力をファイルの日付の順にソートする。新しいものが上にくる。 |
| -l | 1行に一個のヒットした結果を出力する。 |
| -m# | ヒット数を#個にする。指定できるのは1〜2500。指定しない、誤った数の場合は95に設定される。 |
| -h サーバ名 | 検索に使用するサーバを指定する。 |
| -o ファイル名 | 検索結果を保存するファイル名を指定する。 |
| -L | クライアントが認知しているサーバの一覧を出力する。デフォルトの検索サーバもこれで確認できる。 |
| -N# | ナイスレベル(サーバ側でのリクエストの優先度)を#にする。0〜35765でデフォルトは0。 |